音声認識について
注意:SNEShout の開発・配布は現在行われていません。以下のコンテンツは、後世の記録のために 1999年当時のデータのままで公開しております。
SNEShout は、パソコンに ViaVoice がインストールされている場合に限り、音声認識コマンドを使用することができます。が、いっさい動作保証をするものではありません。
なお、ViaVoice98 など、フル機能の最新版を使う必要はありません。例えば、
「Inside Windows」1998年9月号(ソフトバンク)
「インターフェース」1998年8月号(CQ出版)
などの雑誌の付録CD-ROMにも収録されていた、
"IBM ViaVoice Developer Tools Ver4.3"
に付属している、コマンドランタイムでも大丈夫です。
また、バージョンが異なるので動作確認は行っていませんが、
「CMagazine」1999年10月号(SOFTBANK Publishing)
にも ViaVoice SDK が収録されているようです。
本当なら、ViaVoice を購入してほしいのですが、買ったからといって SNEShout で音声認識機能が使えることをまったく保証できないので、このためだけに ViaVoice を購入するのはやめてください(いないとは思いますが)。
(普通は「こう書いてあってもほとんど動くだろう」と思うでしょうが、本当に動かない事例があるので。念のため)
なお、音声認識コマンドの詳しい使用方法などは、アーカイブに付属の "voice.txt" をご参照ください。
音声認識機能の使用例
- ストリートファイター2
このソフトを開発するきっかけであり、最終目標でもあったものです。「しょうりゅうけん」などの普通の必殺技に加え、「アッパー昇竜拳」等のキャンセル技、ジャンプしてめくって・・・などを登録しておく「1式」「2式」等の一言マイクにしゃべるだけで相手の体力ゲージを半分以上減らせる連続技などを、登録していくのはなかなか面白い作業です。さらに、スト2を知っているみなさんに実際に体験してもらうと、かなり感激してよろこんでいただけます。大ブレイク寸前?!
音声コマンドを設定している画面
欠点
- 声でコンピュータに勝つのは一苦労。
- コマンドの設定は左のキャラ向け(1P)か右のキャラ向け(2P)かのどちらかしかできないので、右左の位置が入れ替わってしまうと大変。
- ぷよぷよ
「右」「左」「回転」「逆回転」「下」等のコマンドに加え、ローカルなネタをしこんでおくと、それなりに楽しめます。また、声で操作するおかげで、純粋なぷよぷよ能力の差はそれほど感じられず、もくもくと巨大連鎖をねらうだけの争いというものも避けられ、和気あいあいと楽しめます(?)。さらに、音声認識では認識されるまでに少し間があることを利用して「右、右、回転、下、左、下、・・・」という具合に、前のコマンドが認識される前にポンポン先行入力を行えるようになれば、上級者といえるでしょう。
欠点- 二人対戦を行おうとしてもマイクは一つしかないので、音声VSジョイスティックの戦いとなり、かなりの実力差がないかぎり勝負にならない。
- 音声コマンドは認識されるまでに多少時間がかかるので、高く積み上がってしまうと、もうどうにも対処できない。
- SNEShoutのユーザの方から教えていただいた他に楽しめるゲーム
- Tales of Phantasia
- Tales of Phantasia
- その他のゲーム
- ワギャンランドシリーズ:「ワ」「ギャ」「ガ」(一瞬しか楽しめない)
- RPG:「魔法→バハムート」(ただし親切設計で前のターンのコマンド入力が保存されてしまうようなゲームだと難しい)
- 野球ゲーム:「カーブ」「消える魔球」「スーパーミラクルX」
お願い
音声認識機能の動作確認数は、まだまだ少ないです。もしもご使用になられましたら、できるかぎり、
- 感想
- 実際に音声コマンドを使えた、使えない。
- ViaVoice のバージョン
- Windows + DirectX のバージョン
- 動かなかった(エラーが出た)場合は、ログファイル "log.txt"
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